環境への取り組み
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項目 | 活動內容 | SDGs |
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環境マネジメントシステム
ソディックの品質?環境?安全方針
QVP+ 2022年度 全社方針書


ソディックは、ものづくりを通じて持続可能な社會の実現に貢獻するため、TQM(Total Quality Management)の観點から品質?環境?安全推進體制を構築しています。そのなかで「QVP+全社方針書」を定め、獨自の業務改革?改善のためのQVP+活動※を國內外の各拠點に展開しています。トップマネジメント主導でのグローバル発表會において、各グループ會社?各部門がそれぞれ設定した重點課題をもとに前年度の活動の成果と反省點、新年度の目標を共有。中長期的な目標を視野に入れた継続的な改善活動につなげています。
- QVP+活動:QVPはQuality Victory Planの略で、年度ごとの方針?目標に沿って、それぞれの部門が品質?環境?安全面の改善をめざす活動です。
- 「QVP+全社方針書」はこちらをご覧ください。(PDF:56KB)
品質?環境?安全推進體制
「品質」「環境」「安全」の3つの大きな柱で推進體制を構築しています。
ISO14001認証取得
日本國內すべての事業拠點において、環境マネジメントの國際規格ISO14001:2015を認証取得しており、継続的に見直し?改善を繰り返し、有効性を確認しながら運用しています。
環境面からのサプライヤーの選定
グリーン調達
2000年5月、グリーン購入法が制定されました。これは、循環型社會の形成のためには供給面だけではなく、需要面からの取り組みも重要であるとの観點から、事業の特性、必要な強度耐久性、機能の確保、コスト等に留意しつつ、環境負荷の小さいものを優先的に選ぶグリーン調達を積極的に推進することを定めたものです。
ソディックでは、2017年11月に「グリーン調達基準書」が発効し、「調達先」および「調達品」の選定基準を規定し、グリーン調達の基準を満たすために必要な活動?調査を明確化しました。また、國內?海外の調達先に対して調査を実施し、地震発生時やメーカーによるデータ改ざん問題等発生時にも対応可能な體制を構築しました。
併せて、當社獨自のERP連動の有害化學物質管理システム(SHCSCS)を構築中です。これは當社製品に有害化學物質が入っているかどうかをシステムで管理?運用するもので、今後新たに購入する部材については調達?物流統括部、総務部、品質保証室が連攜を取り、有害物質の有無について調査するよう徹底しています。
グリーン基準を満たすために必要な活動?調査
- グリーン調達基準書の配付
- 有害化學物質一覧表の配付
- 調査シート(環境負荷化學物質 調査依頼回答書(不使用証明書))の配付?回収
- 環境保全に関する評価シートの配付?回収
- 指定化學物質に関する非含有証明書の配付?回収
- 紛爭鉱物開示規制に関する使用狀況報告書の配付?回収
- RoHS2 指令適用除外表の配付
- SDS(Safety Data Sheet)の回収グリーン調達基準書の配付
事業活動における環境負荷の低減
紙ごみ?プラごみの削減活動

プラスチックごみ削減のため、備品の見直しを推進しています。
- お客様に提供する飲料の容器をペットボトルから蓋つきの缶に変更
- ウォーターサーバーやお客様用カップ式自動販売機を導入
- 來客用に紙カップとウッドマドラーを採用
有害化學物質管理の強化?改善
當社獨自のERP連動の有害化學物質管理システム(SHCSCS)を構築中です。2020年12月期は、有害化學物質の種類と保存量を見える化するなど管理の強化、徹底を図っています。
大気への排出に対する取り組み
気候変動対策に向けたCO2削減への取り組み
環境?エネルギーを中心とした社會課題に対する関心がグローバルで高まるなか、世界が一丸となり溫暖化対策へ取り組むことを定めたパリ協定や、國連が掲げるSDGsに対する注目が高まっています。國內では省エネ法への対応が2030年までに求められており、ソディックでは自然エネルギーの活用にも注目しています。本社およびソディックエフ?ティ宮崎事業所では、社屋屋上に太陽光発電システムを導入しています。
また、事務部門においてはクールビズ対応のほか、テレビ會議システムの有効活用によるCO2削減の取り組みを推進しており、國內各拠點?海外子會社にテレビ會議システムを導入することで會議や打ち合わせ時の移動を抑制し、エネルギー消費の削減に努めています。
ソディック國內事業所におけるCO2排出量と原油換算
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
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CO2排出量(t) | 8,543 | 6,583 | 8,831 | 10,164 | 9,904 |
原油換算(kl) | 3,440 | 2,650 | 3,529 | 4,116 | 4,025 |
太陽光発電の設置

社屋屋上の太陽光発電システム
ソディック本社及びソディックエフ?ティ宮崎事業所では、社屋屋上に太陽光発電システムを導入しました。本社では太陽光で発電した電気を売電するという取り組みを行うなど、多方面からの環境保全活動を試みています。
環境配慮型製品の開発
ものづくりを通じた環境への貢獻
工作機械分野

製品の製造工程で使われる機械の性能は、ものづくりにおける環境負荷に大きな影響を及ぼします。例えば、電源の場合、加工速度の向上により加工時間の短縮が図られ、消費電力や消耗品の使用量を抑えることができます。機械も同様に加工精度が向上すれば工程、時間ともに削減が可能です。創業以來、コア技術を次々と自社開発し、お客様に提供する機械の性能を飛躍的に高めてきたソディックは、製品を通じてお客様の環境負荷低減に継続的に貢獻してきました。2020年には世界初の「ワイヤ回転機構」を搭載した「AL i Groove Edition」を開発し、加工面の品質向上に加えワイヤ消費量の削減も実現しました。
また、資源の有効活用への取り組みとして、放電加工に欠かせないワイヤ電極線を新品同様の品質にリサイクルする技術を世界で初めて確立。
お客様の元で加工後に使用済みとなったワイヤを回収し、溶かして高精度に加工可能なワイヤ電極線に再生しています。
産業機械分野

ソディックのプラスチックや難材料、軽金屬向けの射出成形機は、自動車や通信?電気電子機器、醫療機器など部品の成形加工に用いられます。射出成形機の技術革新を進めることで、歩留まりを改善し、原材料の無駄な消費を抑えるだけでなく、さまざまな最終製品の小型化、薄肉化、軽量化、高品質化を実現してきました。EVや5Gの普及、デジタルトランスフォーメーション、低侵襲醫療※などの進展にもソディックの技術が陰ながら貢獻しています。
2020年に実用化に成功した「INFILT-V」は、これまで困難だった生分解性プラスチックの薄肉深物の成形加工を容易にする裝置です。海洋プラスチックごみなど廃プラスチックによる環境汚染が世界的に問題となるなか、廃棄されても土に還る生分解性プラスチックの利用が望まれましたが、成形加工が困難なため利用が進みませんでした?!窱NFILT-V」の搭載により精密成形品に適した當社獨自のV-LINE® 射出成形機で生分解性プラスチックが採用できるようになり、普及促進が期待されています。
※手術?検査などに伴う患者さんの痛みや発熱、出血などをできるだけ少なくする醫療
食品機械分野

日本は豊かな食に恵まれていますが、世界的には食糧不足や飢餓が大きな課題となっています。麺、米は茹でる、炊飯することにより原料1に対して2から3倍の製品に加工できる非常に効率の良い食材です。ソディックは、麺や米飯を連続で安定的に生産できる裝置の開発、製造に強みを持っており、技術を通じて食の社會課題解決の一助となることをめざしています。
自動洗浄付き茹上裝置はHACCP※の観點から25年前に開発したソディックの主力製品です。CIPとは裝置內部を自動洗浄するシステムで、茹で?冷卻から計量までの工程を完全自動化し、安全?安心な生産を可能にします。工程での生菌數が抑えられ、麺の賞味期限が延ばせる大手製麺メーカーやCVSベンダーに高い評価を得ています。ソディックでは、この裝置をはじめ、無菌米飯、菓子?惣菜自動化設備などの技術を通じて世界の食の安全と食文化の向上に寄與していきたいと考えています。
※ HACCP(ハサップ)は、國際的な食品衛生管理規格

粉體冷卻裝置は小麥粉、そば粉、米粉などの粉粒體の原材料を迅速?均一に冷卻。製麺、製パン、製菓などにおいて、生地の品質向上や冷卻時間の短縮、冷卻にかかる消費電力の大幅な削減を実現しています。
リサイクル

業界初の『使用済みワイヤ回収システム』に対応する自社開発製造のワイヤ電極線。高品質?高精度に製造管理され、優れた真直性と極めて滑らかな表面品質。信頼性の高い加工性能を十分に引き出します。

長壽命で、長時間加工に対応するワイヤ放電加工機(水仕様)付屬のイオン交換樹脂裝置。18Lの內容量で従來タイプの約2倍?!亥堀螗佟槐倔wの交換タイプですので、樹脂の詰め替え作業が不要で環境に優しい商品です。

高壽命タイプSHF-25Eの性能を継承。壽命は、従來品の約2倍(當社HF-25A比較)。分解構造のフィルタタイプ(濾紙と外枠)。レンタル契約によって、商品の流通サイクルを可能にして回収します。
廃棄物に対する取り組み
生分解性プラスチック成型技術

現在、土壌環境や水環境などの自然環境で生分解されるプラスチックの研究開発に注目が集まっています。生分解性プラスチックは、自然界に存在する微生物の働きで最終的に自然的副産物(炭酸ガス、水など)に完全に分解される性質を持つプラスチックのことで、プラスチックごみが自然分解されないまま殘り続け、微細化だけが進行し回収困難となるマイクロプラスチック問題の解決に役立ちます。
當社の射出成形機は、可塑化部と射出部を分業化した獨自機構V-LINE®を有し、溶融狀態の安定性と射出時の熱的安定性に優れた性能を発揮することで、この生分解性プラスチックを素材とする製品の安定生産に貢獻します。